平成28年8月27日(土)、28日(日)に1泊2日で群馬県の四万温泉へ行ってきました。今年は、無名会から幹事長の村上晃一先生と、鈴木一永先生、羽鳥亘先生の3名にも参加していただき、参加者は合計11人でした。
1日目は、車組、電車組と別々に四万温泉の豊島屋さんというホテルを目指し、順次にホテルに到着。豊島屋さんは羽鳥先生のクライアントとのことで紹介を受け、いろいろとお世話になりました。
小雨が降っていたこともあり、夕食まで自由行動となりました。私は四万温泉を散策する組に入り、千と千尋の神隠しのモデルとなった積善館の橋を見たり、名物の手作りの甘納豆や饅頭を買ったり、宴会用のお酒やつまみの買い出しをしに行きました。公衆温泉はだいたい15時までで閉館となっているようで、残念ながら温泉街で温泉めぐりとはいきませんでした。四万温泉に向かう特急に乗って行っても温泉に間に合わないというのは、少し残念です。とはいえ、宿泊した豊島屋さんの温泉は見事としか言いようがないところであり、温泉めぐりをせずとも四万温泉は温泉ファン的にも満足でした。ホテルにはなんと渓流の真横に位置する露天風呂があり、のぼせるまで川の流れを眺めて話をしては、少し上がって小雨を浴び、繰り返し長湯ができました。ついつい1時間ほど露天風呂で過ごしてしまいましたが、存分に参加者どうしで交流を深めることができました。
他の参加者の自由行動の話を聞くと、館内の温泉でゆるりとくつろいだり、奥四万湖や四万川ダムの周辺の散策に出かけたりしたようでした。奥四万湖に行ってきた方々の話を聞くと、自然がきれいで非常に素晴らしい写真が撮れる場所のようですね。今年は日弁駅伝大会が開催されることもあって奥四万湖までランニングしてきた方もおり、非常に涼しく良いトレーニングができたとのことでした。稲門弁理士クラブ内のランニング人口を考えると、来年はランニング企画も一考の余地がありそうです。なお、本年度はゴルフ大会を企画しましたが、残念ながら参加人数が最少催行人数に満たず中止となった経緯もあります。
さて、夜には全員がそろい、豊島屋さんの里山懐石料理と、お酒をいただきます。お食事は大変おいしく、量も十分にあり、参加者から好評でした。お料理も暖かい状態で次々出してもらえたり、お酒も氷で冷やしてもらえたり、サービスというかおもてなしがすごいホテルです。そして椅子つきのお膳と非常に動きやすい状況であり、参加者同士で自己紹介がてらいろいろな方と話をでき、初参加の方も打ち解けてもらえたのではないでしょうか。
夕食後は、2次会という名目で、全員で大きめのお部屋に移動し、輪になって歓談が続きました。お酒を少々多く買い過ぎたと思いましたが、昔の弁理士業界の話など次々に出てきて2次会も盛り上がり、大盛況で1日目の夜が更けていきました。
2日目は、早朝帰宅組と別れた後、朝ご飯をホテルで食してから観光組と帰宅組が車に分乗して上毛高原駅に向かいました。帰宅組は、上毛高原駅から新幹線に乗って帰京。お忙しい中、旅行会に参加していただいた方々に感謝です。
観光組は、上毛高原駅の近くの「たくみの里」という体験施設に行き、そば打ち体験をしてきました。正直な感想として、上毛高原駅は新幹線の駅ながら人がまばらで、群馬県は休日にも外出する人がいないのかと思っていましたが、「たくみの里」は朝から激混みでビックリしました。
そんな中、「いい大人」8名の有志(勇士?)達が2グループに分かれ、そば打ちに参戦。まわりを見渡すと、子ども連れグループか、若いカップルのグループしか見当たりません。が、そこは気にせず、手を洗い、エプロンを付けて、男の料理の準備万端。
小麦粉とそば粉を混ぜるところから始め、水を加えてこねる、こねる、こねる、4人で代わる代わるこねる。団子状になったら、今後は延べ棒で広げる、広げる、広げる、4人で代わる代わる広げる。延べ棒の使い方すらほとんどわからず、おっかなびっくり破かないように広げても円形にしかなりません。このままでは、不揃いの長さのそばになってしまう、、、と思っていたところ、さすがに見かねたそば打ち指導員が手伝ってくれ、なんとか四角に整えてもらいます。そして、あとはそばを細く切れば完成という段階になったものの、そこからも細くそばを切るのが難しい!なぜか太麺にしか切れません!そんなこともありつつ、茹でと盛り付けはお店の方にやってもらえるということで、自分で打ったそばの茹で上がりを待ちます。茹で上がったそばは、非常においしく、別途注文した天ぷら盛り合わせを食しつつ、自分で打つとこんなにウマいのか!という何とも自尊心をくすぐられる体験をできました。気持ち良かったです。できれば、参加者に子どもが一人でもいるときに来て、そば打ち体験のときに周りから浮かなければ良かったなぁという本音もありつつ、満足できました。ちなみに「たくみの里」は道の駅も兼ねており、群馬土産をいろいろと購入することもでき、非常に良いところでした。また、子ども連れで来てみたいと思います。
そば打ち体験後は、天神平スキー場に繋がる谷川岳ロープウェイに乗り、山頂にあたる天神平スキー場を散策の予定となりました。そう、「予定」となりました。というのも、あいにく天候が悪く、ロープウェイ乗り場の駐車場の係員の方から、山頂は霧の影響で視界がもっと悪いので、あまり視界が良くなくてもご了解お願いします、と非常に低姿勢ながら不穏な忠告がありました。とはいえ、子どもに混じってそば打ちを体験してきた我々「いい大人」達には怖いものはありません。行けば何とかなる!霧だって晴れる!との心意気であっさりロープウェイに乗ることが決まります。ロープウェイの上り半分ぐらいまでは、大自然の中を我々グループだけ乗せたロープウェイだけが進むという貴重な体験をでき、雄大な景色を存分に楽しめました。しかしながら段々と雲行き、ならぬ「霧行き」が怪しくなってきます。ロープウェイ降り場につくころにはすっかり自分達が乗っているロープウェイ以外は見えず、そもそも動いているのかすらわからないほど。ロープウェイのぶら下がっているケーブルとのつなぎ目を確認してみて、「止まっている!動いていない!」との声が上がり全員肝を冷やしたものの、即座に「ロープウェイがケーブルを滑ったらおかしい」との声が即座にあがるなど、弁理士ならではのまじめな議論(議論)も起こるほど、不思議で幻想的な(恐怖)体験でした。ロープウェイ降り場から展望台に行こうとするも、一歩外に出たら一面真っ白。視界は10mほどだったかもしれません。一寸先は闇ならぬ、一寸先は霧。。。真っ白な霧に覆われて何も見えません!展望台も役目を全く果たしていなそうなので立ち寄らず、ロープウェイ降り場からまわりを見渡してみるだけで断念。わずかにロープウェイを上ってくるお客さんは、重装備の本気の登山客か、やってしまった感じの薄着の外国の観光客などしかおらず。。。はい、忠告通り、観光日和では無かったですね。集合写真を一応撮ってみましたが、正直、どこで撮った写真かわからないものとなりました。。。毎年何かが起こると言われている稲門旅行会、最後の最後でロープウェイで空中散歩に行ったものの何も展望できず帰る、というハプニングが起こり、やっぱり今年も起こったか、ということで一件落着(?)でした。これぐらい、去年の落雷の影響でホテル全館停電に比べれば、何ともないですよね。自然の驚異、おそるべし。
なお、そんな帰り道、旅行会幹事は、ロープウェイの中で、本年度流行語となったポケモンGOを起動、見たことない巨大な恐竜を発見してしまいました。延々と青いボールを投げ続け、さらに赤いボールを投げ続けること10分、ようやく野生のカイリュー(みなかみ町産)をGETできましたとさ。めでたし、めでたし。谷川岳ロープウェイに野生のカイリューがいることは誰も知らなかったのではないでしょうか。
その後は、各車に分かれて流れ解散となり、ここまでコーディネートしてくださった羽鳥先生ともここでお別れです。だいたいの方が高崎駅から新幹線で帰京となりました。
この度は稲門弁理士クラブ旅行会に参加いただき、ありがとうございました。これからもよりよい旅行会になるように努力致しますので、また来年度以降の旅行会への参加をお待ちしております。来年こそは、何も起こらない旅行会にできるよう、旅行会幹事も頑張っていきたいと思います(主に天候面の神頼みを)。
旅行会幹事 菅原